こんにちは、つまおです。
アメリカの代表的な株価指数といえば、ニュースでも報道がされるNYダウ工業株30です。
しかし、ダウではアップルは構成銘柄に入っていますが、やはりアメリカ経済を牽引している、いわゆるfacebookやgoogleといったハイテク株が含まれているS&P500がアメリカの株価指数で一番魅力的に感じています。
S&P500への投資アイデアと、S&P500と言えば「ウォーレン・バフェットの遺言」という話が有名なので一緒に紹介したいと思います。
目次
S&P500の特徴
ダウと比較した場合にS&P500では、まず構成銘柄の数が異なります。
ダウが30銘柄に対して、S&P500は500銘柄と13倍以上銘柄の数が異なります。
銘柄数の多さという観点で言えば、ダウよりS&P500の方が投資分散効果として高いと言えます。
ちなみに、その他の代表的な国の株価指数の構成銘柄は、以下の通りです。
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- 日本の日経平均(日経225)は、225銘柄。
- イギリスのFTSE100は、100銘柄。
- ドイツのDAXは、30銘柄。
上記の国と比較しても、構成銘柄が多いことが理解できると思います。
S&P500の構成銘柄に関して、ウェイト上位10銘柄は以下の通りです。(2019年9月21日時点)
構成銘柄 | 銘柄コード | 業種* |
---|---|---|
Microsoft Corp | MSFT | Information Technology |
Apple Inc. | AAPL | Information Technology |
Amazon.com Inc | AMZN | Consumer Discretionary |
Facebook Inc A | FB | Communication Services |
Berkshire Hathaway B | BRK.B | Financials |
Alphabet Inc C | GOOG | Communication Services |
Alphabet Inc A | GOOGL | Communication Services |
JP Morgan Chase & Co | JPM | Financials |
Johnson & Johnson | JNJ | Health Care |
Visa Inc A | V | Information Technology |
上記表のうち、ダウに含まれていない銘柄として、Amazon、Facebook、バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェットの持株会社)、アルファベット(Google親会社)が存在しています。
セクター分類を見ると、IT分野が20%以上を占める構成となっていることも理解できます。(更新日2019年8月30日時点)
ウォーレン・バフェットの遺言とは
S&P500の話で欠かせないのが、フォーブスの世界長者番付でも上位常連のウォーレン・バフェットの話になります。
概要としては、バフェットの持株会社であるバークシャー・ハサウェイから例年出しているannual letter(株主への手紙)の中で、S&P500への投資に言及した話が2013年度にあり、話題になったというものです。
よくこの話は、妻への遺言として有名なのですが、元々はannual letterで受益者に向けて言及されていた話になります。
では実際どのようなことが書かれていたのか見ていきたいと思います。
該当箇所は原文P20でして、google翻訳の力をお借りして以下のような日本語にしてみました。
受益者への私のアドバイスはこれ以上簡単なことはありません。
現金の10%を短期国債に、90%を非常に低コストのS&P500インデックスファンドに投資します。 (私はバンガードのファンドを推奨。)
この方針から得られる長期的な結果は、多くの投資家(年金ファンド、機関投資家、個人であろうとなかろうと、高報酬で雇われたファンドマネージャーであろうと)が達成する結果よりも優れていると信じています。
英語原文での該当文は以下の通りです。
My advice to the trustee could not be more simple: Put 10% of the cash in short-term government bonds and 90% in a very low-cost S&P 500 index fund. (I suggest Vanguard’s.) I believe the trust’s long-term results from this policy will be superior to those attained by most investors – whether pension funds, institutions or individuals – who employ high-fee managers.
世界一の投資家であるバフェットから、万人に向けて、S&P500のインデックスファンドが推奨されていることが分かると思います。
こんな有名な話もあり、個人的にはアメリカの株価指数といえば、S&P500が基本であり、周囲にも推奨を行なっています。
S&P500への投資パターン
バフェットの提唱するS&P500は、”低コスト”かつ”長期保有”ということが前提になります。
一方で、個人的には”利益を狙う”パターンも頭にあっていいと思っています。
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低コストを重視する方へ
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S&P500をベンチマークにしたインデックスファンドを投資信託やETF(上場型投資信託)で運用する方法で、バフェットの言うことが実現できます。
また投資信託であれば、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)といった税優遇制度がありますので、例えば何年後に利益確定をした際に得た利益から税金が引かれずに済むメリットを教授可能です。
さらに、楽天証券あるいはSBI証券であれば、ポイント投資が可能です。
現金を使わずにポイントを利用が可能なため、現金を失うリスク無しで運用することも可能です。
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利益を重視する方へ
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GMOクリック証券の株価指数CFDで、S&P500を等間隔の値幅で売買を行い、徐々に利益を積み重ねていく方法を勧めたいです。
過去記事では、株価指数CFDとして「FTSE100」をまず最初にお勧めしていますが、「S&P500」でも当然同じやり方が適用できます。
GMOクリック証券の株価指数CFDで「S&P500」の取引を行うのに、ネックになってくるのが、価格調整金が「買い」だと支払うコストが発生することです。(2019年9月時点)
投資信託のようにS&P500を徐々に買いでの保有量を増やせば増やすほど、コスト負担が増えてしまいます。
そのため、株価指数CFDで買い戦略を進める場合は、等間隔の値幅での売買で利益を積重ねながら、価格調整金のコスト負担を相殺していく投資信託の時とは違った方法を取ります。