こんにちは、つまおです。
原油相場の影響が原油産油国であるメキシコにも波及し、メキシコペソ円が再度安値圏に入ってきたため情報を最新化したいと思います。
最安値(3月記事の時点)
2020年3月16日の取引終了時点での最安値は以下の通りでした。
ベース | レート[円] | 時期 |
安値 | 4.50 | 2020年3月12日 |
終値 | 4.63 | 2020年3月16日 |
参考:マネーパートナーズのパートナーズFXチャートより
最安値(本記事執筆の時点)
前回からまた最安値の更新があり、2020年4月24日の取引終了時点では以下の通りでした。
ベース | レート[円] | 時期 |
安値 | 4.22 | 2020年4月6日 |
終値 | 4.30 | 2020年4月24日 |
2019年にはレートが6円だった時期から考えると、1円以上円高が進んでいます。
仮に6円を基準に4.3円までの下落と考えた場合、下落率は約28%となります。
ただ、メキシコペソ円は金額小さいため下落の多さが分かりづらいと思います。
そのため、ドル円に置き換えて28%の下落を考えた場合、110円→79円に下落したことに相当します。
最安値が進む原因
一番の原因は、メキシコが原油産油国であり石油産業の国営業企業ぺメックスが低迷していることです。
結果、格付け会社からもメキシコの債券とペメックスの債券の引き下げが発生しています。
特にペメックスの債券の引き下げレベルが、格付け会社2社から投資不適格級(いわゆるジャンク債)にまで下げられている状況です。
またニュースになっていたのご存知の方も多いと思いますが、原油価格(WTIという先物価格)自体も大荒れの状態となっています。
上記のチャートを見ていただくと明白な通りマイナス圏まで落ちることが発生していました。
新型コロナウィルスの影響で経済活動が減り、原油の買い手の需要が無い状態と読み取ることができます。
価格がマイナスということは、単純に考えると原油+お金が貰える状態という異常な自体です。
それでも買い手がつかない原因が、報道を見ていると原油の保管には維持コストがかかる点だとされており、今後も原油消費が起きないと同じ問題が続くと受け取ることができます。
スワップポイント収益の試算
私がメキシコペソ円を運用しているヒロセ通商でも買いスワップポイントの低下が起きています。
直近1週間の買いスワップポイント実績である5~7円の範囲で試算したのが以下の表となります。
スワップポイント | 1日[円] | 365日[円] |
1万通貨 | 7 | 2,555 |
6 | 2,190 | |
5 | 1,825 |
1万通貨あたり投資資金が2万円と仮定すると、5円だと年間収益率が10%未満となる状況です。
前述の通り下落率が大きい状況を加味すると、個人的にはスワップポイント収益を狙った運用だけでは厳しい状況になってきたという印象です。
最後に
3月からの振り返りとして、買い下がりを急ぎすぎたというのが感想です。
メキシコペソ円が簡単に4円台まで行ったことが想定外であり、そこで損切りもできずに5円台のポジションを残しているのが反省しきりの点です。
今後については、今持っているポジションが過剰にならないように、ある程度の利益が出るポジションを決済しポジション数の維持に務める予定です。
つまり、決済収益>スワップポイント収益という形を目指します。
2020年は円安に動きにくい相場とはいえ、変動率自体は激しいため決済でコツコツ利益を出していくつもりです。
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