こんにちは、つまおです。
株価指数CFDを50万円以下で投資する方法について、FTSE100、日経225に続いて、S&P500バージョンを紹介したいと思います。
米国の株価指数に関して、ダウ工業株30種が一番メジャーですが、必要投資資金が大きいです。
そのため、より小さい投資資金で取引可能なS&500で私は取引している背景があります。
目次
こんな人におすすめの方法
FTSE100や日経225の時同様に、株価指数CFDで儲ける感覚を身につける方法は以下のような人におすすめできる方法になっています。
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- 投資資金50万円は最低用意できる人
- 手間がかからない<年率10%以上など利益を追求したい人
- 裁量取引で損をしている人
- 投資で利益が積み上がる経験を積みたい人
取引証券会社は、「GMOクリック証券のCFD口座」を使用することを前提にした方法になります。
取引方法(新規・決済ルール)
方法は以前の記事でも書きましたが、FX自動売買と同様に値幅の間隔を一定にしたIFD注文取引(新規と決済同時注文)で機会的に取引を行う方法になります。
FX自動売買のループイフダンやトラリピなどを使ったことが有る方は、既に理解していると思いますが、この取引方法では常に新規建ての保有ポジションを取ることになります。
保有ポジションを一定の値幅で決済をしていき、利益を何回も積み重ねていく流れになります。
アイネット証券FX自動売買システム「ループイフダン」より参照
そのため、投資資金は複数の新規建ての保有ポジションを取る前提で用意する必要があります。
1枚自体の取引は、例えばS&P500であれば4万円もあれば十分と過去記事でも試算している通りですが、何枚もポジションを取る方法のためより多くの投資資金が必要となります。
次では「投資資金の金額50万円以下」→「取引価格のレンジ」「最大ポジション数」を考えていきたいと思います。
50万円以下で取引するための計算方法
S&P500の場合では、投資資金は以下表のように試算しています。
上記図の設定は以下の通りです。必要総資金が50万円以下になるように調整しました。
1.取引価格レンジは、上限3,100ドル〜下限2,500ドル(差額600ドル)
2.値幅は、100ドル間隔
3.取引は、売り
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取引価格レンジ差額600ドルについて
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取引価格レンジの差額600ドルが、直近1年間の終値ベースの高値と安値の差額に当てはめた場合、どうかなのか確認したいと思います。
日付 | 終値 | 終値の差額 |
2018年7月26日 | 3,024 | 710 |
2018年12月24日 | 2,341 |
Investing.comのS&P500先物の過去データより参照。
2018年だけで710ドル分上下に取引価格変動していたことが分かりました。
そのため、投資資金50万円以下となるように計算した結果では、仮に2018年と同様な価格変動が起きた場合には、想定レンジから外れてしまいます。
過去の取引価格レンジ内に合わせるには、投資資金を10万、20万円追加することや値幅を100→150ドルなど広くする(決済回数が減るデメリットを許容)などリスク管理について改善が必要になってきます。
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値幅100ドルについて
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私自身は、S&P500では15ドル間隔で取引を行っていますので、かなり余裕のある設定だと考えています。
2019年10月4日時点の終値が2,951ドルを基準に、仮に100ドル変動するには約3.4%の上昇あるいは下落が必要になる試算です。
そのため、決済回数については毎週必ず発生する値幅の設定ではないというイメージを持っています。
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売り取引について
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2019年10月時点では、売り取引は価格調整金が貰える取引になっています。
日経225やFTSE100と比較すると金額は小さいですが、例えば2018年での1枚あたりの価格調整金の実績は以下の通りです。
発生日 | 売り |
2018年3月9日 | 512 |
2018年6月8日 | 437 |
2018年9月14日 | 559 |
2018年12月14日 | 385 |
合計 | 1,893円 |
決済による利益確定分もありますが、売り取引であればインカムゲインとして価格調整金が入ってきます。