こんにちは、つまおです。
金融庁が公表している「国民のNISAの利用状況等に関するアンケート調査(2016年2月)」の中で、日本人の投資への関心の薄さがわかる結果が出ていたのでまず紹介しようと思います。
アンケート対象は、20~79歳の男女10,000サンプルとのこと。詳細は、前述のリンクからご確認下さい。
投資未経験者のうち8割が有価証券への投資は、資産形成のために必要ないと回答
83%が必要ないと回答というのに驚きました。
じゃあこの投資未経験者の人たちは、資産形成のために何が必要だと考えているのだろうと思いました…
まさか預貯金のみですかね?汗
リーマンショックで痛い目を見た私(ストップ安の株が成り行きで約定しない日が続いて辛かった…)ですら、結局投資による恩恵を再認識してまたやり始めますし。
有価証券投資は必要ない理由
また投資未経験者に投資は必要ない理由の割合が以下です。
堂々第1位が「興味ないから〜」でした。
これは勝手な想像ですが、そもそも人生の中で投資に興味を抱くような出来事や人物が居なかったんだろうなと推察しています。
この興味・関心を一番始めに持つかどうかが重要で、特に顕著なのが勉強だと思っています。
私の場合、高校生の頃、自分が興味持てる先生だとその教科の成績が向上した記憶があります。
高校の化学の先生では全く興味を持てなかった内容(今だにトラウマなのですが教科書の内容を黒板に書くだけの最悪の先生でした…)が、予備校の先生、とりわけ人気講師と言われる人たちによって、よく頭に入ってきた記憶があります。
金融資産を持つ効果
金融庁の「家計の資産形成等を巡る状況と課題」の資料の中で、米国・英国・日本での金融資産の推移表が記載されています。
各国、倍率は違えど資産が増加していることが分かります。
また米国と日本を比べた場合、「運用リターンによる残高増加率」に2倍の差が生まれていることが分かります。
これは、単純に金融資産の保有割合の問題で、米国のほうが日本の倍以上の割合で、株式・投資信託等で保有していたことが要因です。
つまり、投資を行っていても資産の保有割合によっては、10年ちょっとの運用で倍の差が生まれることを、「家計金融資産の日米比較」から読み取ることができます。
ここから日本人の私達が意識すべきことは
- 投資によって資産に倍の差がつく可能性があるので、興味がないなんて言わせない。機会損失だと意識すること。
- 保有割合によっては、長期運用でまた倍の差が生まれる。