こんにちは、つまおです。
2020年1月に私も知った話なのですが、米国ETFの一部が買付手数料無料(特定の証券会社)になりました。
個人的には凄く良いニュースでしたので、何が良いのか?を書いていきたいと思います。
概要
2020年1月から私が把握している限り楽天証券、SBI証券、マネックス証券の3社でそれぞれ9銘柄の米国ETFの買付手数料が無料(実質無料も含む)となったことが今回の趣旨になります。
これまで信託報酬が非常に安く、運用年数も非常に長い米国ETF(特にバンガード社の商品)には魅力を感じていましたが、数年前の私には買付手数料の高い印象がネックで手を出せていませんでした。
その代わりに、バンガード社のETFに投資をしている投資信託「楽天・全米株式インデックス・ファンド」「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」に投資を行うことで代替しておりました。
私の場合ですが、これまでネックだった買付手数料の部分が一部とは言え、取り除かれたのでインパクトのある話となっています。
各社の内容比較
無料化と言っても各社で微妙に異なる点がありましたので比較してみたいと思います。
1.対象銘柄
以下表のそれぞれの会社名の列に◯が付いたものが買付手数料無料の対象銘柄を表しています。(2020年2月9日時点)
楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | Tickerコード | 銘柄名 |
◯ | ◯ | ◯ | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
◯ | ◯ | ◯ | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
◯ | ◯ | ◯ | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
◯ | ◯ | ◯ | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
◯ | RWR | SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF | ||
◯ | GLDM | SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト | ||
◯ | GDAT | GS MotifデータイノベーションETF | ||
◯ | GDNA | GS MotifヘルスケアイノベーションETF | ||
◯ | GFIN | GS Motif金融イノベーションETF | ||
◯ | ◯ | IVV | iシェアーズS&P500ETF | |
◯ | ◯ | EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド | |
◯ | ◯ | DHS | ウィズダムツリー米国株高配当ファンド | |
◯ | ◯ | DLN | ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド | |
◯ | ◯ | DGRW | ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長 |
まず全社共通して対象としているのが、バンガード社の3銘柄(Ticker:VT,VOO,VTI)ステートスリート社の1銘柄(Ticker:SPY)があることが分かります。
この4銘柄であれば、どの証券会社でETFの買付をしても差異がありません。
個人的には、バンガード社のVT,VTIが入っているだけで十分なのこの時点ではどの証券会社でもいい感じです。
残りの5銘柄に関しては、セクター別と配当型で2パターンに別れた印象で、個人的には「ウィズダムツリー米国株高配当ファンド」が気になりました。
銘柄名からバンガード社の「バンガード・米国高配当株式ETF(Ticker:VYM)」という米国の高配当株式に投資する銘柄を想起しまして、パフォーマンスの違いがあるのかどうかが気になったためです。
2.無料の意味合い
買付手数料無料でも各社違いがありましたので、以下の表にまとめています。
会社名 | 内容 |
楽天証券 | 対象銘柄の買付手数料は無料ですが、注文の時点では手数料を含んだ資金を仮拘束します。仮拘束された資金のうち、手数料分については、国内約定日の翌日早朝に拘束を解除し、購買余力にお戻しします。 |
SBI証券 | 月初から月末までの買付手数料(現地約定日ベース)を翌月下旬頃に証券総合口座に入金いたします。 |
マネックス証券 | 対象商品の取引を行った日の翌月末までに、米ドルで外国株取引口座へ入金いたします。 |
SBI証券、マネックス証券は、”キャッシュバック”と謳っており月跨ぎで買付手数料が戻ってくるようです。
ただし、SBI証券では「※システム対応完了まではキャッシュバックにて実施いたします。」と一文の記載があり、内容が改善される可能性がありそうです。
最後に
VTIの買付手数料が無料と判明してからすぐに指値で1株だけ注文を入れる行動までは行っています。
米国株の株高が続いている状況の中で、今できる行動はそれぐらいだと思っています。
また今後、米国ETFの買付手数料の無料化の対象銘柄が増加することや、つみたてNISAの対象ETF(2019年10月1日付ではETFは国内上場物が7本のみ)に米国ETFが追加された場合に、行動を行っていこうかと考えています。