買付手数料無料化の海外ETF銘柄への投資を考える

こんにちは、つまおです。

買付手数料無料の海外ETFで入れ替えがあったので情報を更新したいと思います。

2020年時点

2020年より楽天証券、SBI証券、マネックス証券にて指定銘柄に限り、海外ETFの買付手数料無料化(キャッシュバック等)が行われています。

私の場合は、無料化のイベントをきっかけにバンガード社のVTIの買付を行い配当の受け取りが2020年にはありました。

銘柄一覧(3社)

証券会社ごとの買付手数料無料の対象には◯、2020年より入れ替わった銘柄は赤字で以下一覧にまとめています。(2021年3月22日時点)

楽天証券 SBI証券 マネックス証券 Tickerコード 銘柄名
VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
VOO バンガード・S&P 500 ETF
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
SPY SPDR S&P 500 ETF
RWR SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF
GLDM SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
AIQ グローバルX AIビッグデータETF
FINX グローバルX フィンテックETF
GNOM グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF
IVV  iシェアーズS&P500ETF
EPI ウィズダムツリー インド株収益ファンド
DHS ウィズダムツリー米国株高配当ファンド
DLN ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド
DGRW ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長

入れ替わったのが、AI、フィンテック(金融)、ヘルス(ゲノム&バイオ)といったセクター別のETFであり、投資先として個人的に魅力を感じない対象のため問題がなかったという感想を持ちます。

コスト&リターン比較

買付手数料は下がりましたが、上記銘柄の中で投資先として何が良いかということを考えるためにコストとリターンから比較してみたいと思います。

10年運用実績がある銘柄のみを対象にし、10年リターン(市場価格)はモーニングスターの海外ETF情報の数値(2021年2月末時点)を参照するようにしています。

Tickerコード 経費率[%] 10年リターン(外貨ベース)[%] 10年リターン(円貨ベース)[%]
VT 0.09 9.14 11.88
VOO 0.03 13.38 16.27
VTI 0.03 13.44 16.32
SPY 0.09 13.31 16.20
RWR 0.25 6.97 9.57
IVV 0.04 13.36 16.25
EPI 0.83 4.18 4.23
DHS 0.38 9.65 12.42
DLN 0.28 11.37 14.38

10年運用の場合、VOO・VTI・SPY・IVVのリターンがほぼ同じ数値になっており、比較対象の中でもリターンがTOP4になっていることが分かります。

VOO・SPY・IVVの3銘柄に関して、S&P500指数に連動するパフォーマンス目標があるためほぼ同じリターン結果になることは当然といった感じです。

その中でも経費率が一番小さいVOOが、一番優良であることが理解できるかと思います。

次にVTIですが、米国株式の大型株だけでなく中小型株も投資対象となっており、S&P500指数連動の3銘柄と僅差ですがリターンの差が出たのかと思われます。

考えたいこと

買付手数料無料の銘柄の中でコスト&リターンの数値だけで考えれば、VTI・VOOが選択肢に入るかと思います。

また、リターンを得るには米国株中心の投資が欠かせないことも理解できるかと思います。

そうした海外ETFへの投資に掛かるコスト&リターンを理解した上で、例えば日本株、投資信託といった投資先との投資割合など考えれると資金効率を高めることもできるのかなと思っているところです。

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