こんにちは、つまおです。
今回は投資信託の毎年大きくは変わらないですが徐々に変化していく部分に焦点をあてた話をしたいと思います。
日本の投資信託について
まずはじめに日本における投資信託(一個人が購入可能な公募型に限る)がどのくらいあるのかご存知でしょうか?
正解は、6,034本(2019年12月末時点)です。
ちなみにETF(上場型投資信託)は含んだ数字になります。
日本の上場企業が、3,700社程度(2019年12月末時点)なのでそれ以上の数が投資信託は存在するという状況です。
その上、投資信託の商品は運用会社別で同じようなものが多数存在する上に、いつの間にか新しいシリーズが出てきたり、信託報酬が改変されるといったことも起こります。
結果、今まで投資していた投資信託より優れたものが出てくることもあります。
投資信託の情報取得
昔はそういった投資信託の情報を得るのにモーニングスターを閲覧する(主は基準価格を見るためでしたが)ようにしていました。
しかし、長期積立を前提にした投資信託において、日々情報を得る必要はありませんでした。
売却のタイミングを図っている時以外は、得た情報から何か行動を起こす事がなかったためです。
そのため、私がおすすめしているのが毎年一般投票で選ばれた投資信託をランキング形式で公開している「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」(リンクは2019年が対象)というサイトを閲覧することです。
以下の過去記事でも少し触れています。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearとは
以下、2019年のページからの引用です。
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
要するに、実際に一個人投資家の人が”良いと思っている投資信託”を基準に商品が選定&公開される場になっています。
例年の結果を見ていますと上位はインデックスファンドが占めており、信託報酬の安さや投資分散効果があるかなどが評価軸になっている事が伺えます。
結果
順位は投票ポイント数に従っているようですが、投票人数を参照したいため順位と直接比例しませんが載せています。(赤字は私の保有対象)
順位は20位までありますが、上位10商品のみを並べています。
順位 | 商品名 | 投票人数 |
1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 48 |
2 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 36 |
3 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 34 |
4 | ニッセイ外国株式インデックスファンド | 30 |
5 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 27 |
6 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 16 |
7 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 16 |
8 | グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) | 16 |
9 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) | 14 |
10 | SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド | 21 |
信託報酬の安さを売りに2017年頃から始まったeMAXIS Slimシリーズが上位を独占する結果でした。
2016年頃までは信託報酬が安さでは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が一番だったはずですが、数年の間に投資信託でも人気の移り変わりがあることが分かります。
また7位に全く知らなかった「グローバル3倍3分法ファンド」というファンドが新しく登場していました。
株式以外にREIT、株価指数先物、国債先物取引へ投資を行うようで、信託報酬も0.5%程度と高くなく、少額投資を試して様子を見たいなという印象でした。
企業主催の投資信託の評価について
前述の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」と異なり、企業主催で投資信託を毎年評価することも行われており、私が把握している賞だけ紹介しておきます。
名称 | 主催企業名 |
リッパー・ファンド・アワード・ジャパン | リフィニティブ・ジャパン |
モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー | モーニングスター |
R&Iファンド大賞 | R&I格付投資情報センター |
楽天証券ファンドアワード | 楽天証券 |
企業主催の方は、投資資産で分類しそれぞれの評価結果を出す形になっています。
受賞ファンドを見ると信託報酬が1%以上と高かったり、毎月分配型が含まれていたりと、私の評価基準では魅力的で無いものが多い印象です。
最後に
今回eMAXIS Slimシリーズが人気だという事が分かりましたが、私自身の投資信託への投資は基本変更無しで行きます。
ただ、「グローバル3倍3分法ファンド」は興味をそそられましたので楽天証券のポイント投資で試してみようと思いました。
その点以外は以前書いた通り、2020年のつみたてNISAの範囲だけで投資信託への投資は進めて行きます。