2020年ロボアドバイザーって結局どうなの?米国の状況を含めて考えてみた

こんにちは、つまおです。

今回、ロボアドバイザーの金融サービスの必要性について改めてどうなのか?という話を米国の状況と合わせてお伝えてしていきたいと思います。

ロボアドバイザーとは

まずはロボアドバイザーという言葉の意味からおさらいしていきます。

ロボアドバイザーとは、人工知能を利用して自分のリスク許容度等を答えることで、資産運用の助言を行うサービスのこと。

参照:日本証券業協会の金融・証券用語集

アドバイザーというぐらいですので、投資助言が主とするところのようです。

ただ、実際にロドアドバイザーと呼ばれるサービスの内容を見ると、助言を行うだけでなく運用もセットで行うスタイル(以下、投資一任型とする)でもロボアドバイザーと呼ばれるようです。

日本のサービスで言えば、ウェルスナビやテオ辺りが該当するかと思います。

米国でのロボアドバイザー状況

ロドアドバイザーというサービス自体、欧米あたりのフィンテックから始まり日本でも始まった感じですので、米国のロボアドバイザーの状況について確認しておきたいと思います。

米国のロボアドバイザーでは、ベターメント、ウェルスフロントといったベンチャー企業が有名でした。

しかし、2018年時点の情報では以下の通りとなっています。

参考:野村證券の「資産運用」における情報利活用

1,2位が既存の大手金融機関であることが分かります。

そして、個人的に1位がバンガードになっている点について凄く納得しています。

なぜなら、ロボアドバイザーではポートフォリオの構成は全てETF(市場流動性が高い、手数料が安いなどの理由により)であり、そのETFの運用会社大手がバンガードであるためです。

サービス自体はロボアドバイザーを介しながら、結局はバンガードのETFを運用している実態が何となく推察できます。

ちなみに蛇足ですが、表の2位であるチャールズ・シュワブと3位のTDアメリトレードは2019年に買収合意しています。

参考:bloomberg

ロボアドバイザーの必要性について

前述の米国での状況も踏まえて、私にとってですがロドアドバイザーというサービスは別に使わなく良いというのが結論です。

以下、私が使わないと判断する理由です。

1.NISA対象外

投資一任型であるウェルスナビやテオが、NISA対象ではないことが1つ挙げられます。

投資一任型のロボアドバイザーは投資対象がETFである以上、長期的なパッシブ運用になると考えています。

その場合、数%のリターンを長期的にコツコツ積上げて行く流れが想像できます。

最後に積上げた利益を確定した時に課税されると精神的にダメージが大きく、非課税など優遇制度がないとやりたくないという思いがあります。

2.最適化への疑念

投資一任型のロボアドバイザーの特徴として、ポートフォリオ構成をリスク許容度等に応じて入れ替えを行い最適化してくれます。

一方で、その効果について疑問を持っています。

1つが、リスク回避への寄与度という点です。

これまで景気動向が上昇の中で相場が動いてきましたが、今後金融危機等によって下降局面に入った際に、上手くリスク回避的な効果を生むのか疑問に思っています。

簡単に言えば、リーマンショックの経験が無いので信頼性に欠けます。

2つ目が、手数料に見合うパフォーマンスかどうかという点です。

ETFの入れ替えを行い多少パフォーマンスが向上したとしても、その分の手数料を取られており、投資信託やETFの積立と変わらないのでは無いかと疑問に思っています。

仮に変わるとしても1,2%程度の差であれば、ぐっとこないというのが個人的な心情です。

最後に

今回、私にとって今すぐにロボアドバイザーは使わなくても良いなと結論になりました。

ただ、サービスや制度が年数が立つことで変わってくると思いますので最新の状況を把握しながら、私自身に適した時期が来たと判断ができたら始めてみようかなと思っています。

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