こんにちは、つまおです。
GMOクリック証券では主だった株価指数CFDにて、6月に価格調整金が発生するため、2019年の実績値などを踏まえ用意をしておきたいと思います。
価格調整金について
GMOクリック証券のCFDのうち、日経225やFTSE100といった株価指数CFDでは3,6,9,12月に価格調整金(配当金に相当するもの)が発生します。
価格調整金の発生に伴い以下のようなデメリットがあるため事前に注意点を頭に入れておく必要があります。
1.マイナスが発生する場合がある
保有する株価指数の取引が買い売りどちらかによって、マイナスの価格調整金が発生する可能性があり注意が必要です。
例えば2020年3月の日経225の場合、買い+2,440円、売り−2,440円の価格調整金が発生しています。
2.発生日前に価格変動が起きやすい
株式の権利確定日前に株価上昇が起きるのと同様に、発生日前は価格変動が起きやすくなる傾向にあります。
そのため、高値掴みをしないような注意が必要です。
昨年の実績と収益率の試算
2020年6月の価格調整金がどの程度になりそうか目処感を立てるために、私が主に売買してきた株価指数を対象に、昨年の実績を見ていきたいと思います。
2019年6月の実績(必要証拠金は目安の値)は以下の通りです。
銘柄 | 発生日 | 売[円] | 買[円] | 必要証拠金[円] |
日経225 | 2019年6月12日 | -610 | 610 | 30,000 |
S&P500 | 2019年6月14日 | 445 | -445 | 40,000 |
FTSE100 | 2019年6月20日 | -978 | 978 | 20,000 |
DAX | 2019年6月20日 | -188 | 188 | 20,000 |
S&P500のみ買いのポジションを保有していた場合に、マイナスの価格調整金が発生していたことが分かります。(2020年も買いがマイナスとは限らないので要注意)
金額に着目するとどのの銘柄でも、1,000円以上の大きな価格調整金が発生していないことが分かります。
収益率の試算
目安にする必要証拠金と価格調整金から収益率(小数点以下第3位四捨五入)を試算してみると以下の通りになります。
銘柄 | 収益率[%] |
日経225 | 2.03 |
S&P500 | 1.11 |
FTSE100 | 4.89 |
DAX | 0.94 |
FTSE100が一番価格調整金によるメリットが大きかったことが分かります。
FTSE100は価格調整金だけの年間収益率10%程度を得ることが、可能だと過去に試算しており当然の結果なのかと思えます。
次回発生予定日について
私が主に売買してきた株価指数に限りますが以下の通りです。
銘柄 | 発生予定日 |
日経225 | 2020年6月10日 |
S&P500 | 2020年6月12日 |
FTSE100 | 2020年6月18日 |
DAX | 2020年6月18日 |
参照:GMOクリック証券のCFDインフォメーションページ(会員のみ閲覧可能なページ)
最後に
2020年を長期的に見た場合、相場が下落傾向にあり売り取引が主体になると個人的には考えています。
実際に、私の場合は日経225の売り取引を継続しており、6月の価格調整金に関してはマイナスが発生する見込みです。
2020年3月の価格調整金の金額に比べれば、6月は微々たるものと覚悟し売りポジションの損切りはしないつもりです。
一方で、長期的には下落傾向でも一時的な反発局面も発生するのが当たり前だと考えており、価格調整金を意識した買いを少し持つのは有りかと考えています。
その場合には買い取引による含み損も考慮し、かつ投資資金の余力を持った上で過剰な取引をしないよう注意をしていくつもりです。