こんにちは、つまおです。
今更ながらインカムゲインが和製英語だと知りびっくりしました。
さてっ今回は、金融資産でインカムゲインを得る手段を整理しようかと思います。キャピタルゲインに比べてリターンは劣る傾向にありますが、保有期間に応じて収入見込が立ちやすいため、資産分散の手段として覚えておいて損はないと思います。
FXのスワップ
トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソが高金利通貨3兄弟として、有名です。
特にトルコリラに関して言えば、2019年5月時点で政策金利24.00%なのでぶっちぎりの高金利通貨です。ただ、裏を返すとそれだけ金利をつけないとトルコという国お金が集まらないという現状です。
そんな訳で私も少しだけ保有していますが、貰えるスワップは良いんですがそれ以上に含み損を抱えている状況です…..お金が休眠しちゃっている状況です。汗
反対にFXスワップで優等生なのが、メキシコペソです。
2019年5月時点で政策金利8.25%とトルコの次に高く、少額(ペソ円レートは6円以下)で始めやすく、なおかつ投資各付けでも投資対象国として基準を満たしている点です。
特に投資各付けに関して、例えばS&Pの格付けリスト(2019年4月30日時点)の自国通貨長期で比較すると
メキシコ A- 日本 A+ トルコ BB− 南アフリカ BB+
メキシコは日本と2段階1(間にAという評価があるので)しか評価は変わりません。
ただし、あくまで高金利通貨国です。
経済が石油と自動車に頼り切っている点や隣国アメリカの影響を受けやすく、日本だと情報が少ないので、その辺は慎重にやるべき投資対象です。
株価指数CFDの配当金(価格調整金)
日経平均、ダウ、FTSE100といった各国の代表的な株価指数のCFD(FXのように証拠金取引ができ、売りからも入れるもの)を保有することで配当金(某証券会社では価格調整金と呼ぶ)を得ることができるので、これもおすすめできます。
株価指数自体が、複数銘柄に分散効果の良いものなので個別株より変動率の安定性がよく、またCFDなので低レバレッジ(2〜3倍程度)と資金を少し抑えた運用が可能な点が有利な点だと思っています。
過去の実績は?(くりっく株365の場合)
東京金融取引所のくりっく株365では、過去の実績を公開しているので紹介しておきます。
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- 日経225の2018年実績
決算の多い3月、9月に配当の偏りがありますが、年間約4.0万円の収入が見込めます。ただ、証拠金がレバレッジ2倍でも100万円目安になるのがたまに傷です。
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- FTSE100の2018年実績
イギリスのFTSE100では、ポンドを円運用するのでまず金利相当額にある通り、金利がコストとしてかかってきます。そんなわけで、年間約2.2万円の収入見込が立つ感じです。証拠金がレバレッジ2倍で35万円が目安になります。
過去の実績は?(GMOクリック証券のCFDの場合)
前述のくりっく株365とは別に証券会社が独自に提供しているものもあり、GMOクリック証券のCFDでも日経225とFTSE100の実績を紹介しておきます。
以下実績は、GMOクリック証券のCFD口座から取得した過去の価格調整金の情報を元に表を私の方で作成したものです。
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- 日経225の2018年実績
くりっく株365と比べて、必要資金が10分の1なので金額の差がありますが2018年度実績を参考にすれば、年間3,711円の収入見込が立ちます。
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- FTSE100の2018年実績
くりっく株365と比べて、必要資金が5分の1なので金額の差がありますが2018年度実績を参考にすれば、年間4,750円の収入見込が立ちます。
【要注意】以下は反対にやる価値のないものです。
毎月分配型投資信託
販売会社(銀行、証券会社等)からすると、お客様に対して毎月分配金が出るのを売り文句に毎月の定期収入が見込めると言って”売りやすい”商品です。
ただし、毎月分配金が発生するのですがそれはどこからくるものか?と考えてみると、理想としては毎月利益が出た運用益を分配することですが、実際そんな毎月のように利益を出せる訳がありません。相場は悪いときもあれば良いときもあるので。
実態は、運用元本から捻出したりや運用資産を売却して分配金を作りそれを毎月出しているだけです。
そんな商品なので、運用するための資金や資産が安定しないので、じっくりと長期での運用がされていない商品になります。
日本の国債
2019年5月時点で、10年国債は税引き前で利率0.05%です。
言うまでもなく利率が銀行預金や貯金と大差ないです。その上で現金化しづらい商品で保有することになるので、投資でリターンを得るのを目指すのであれば不要な商品という判断ができると思います。